2012年7月25日水曜日

ひとりごと...2

医療機関で診療費を支払う際に、消費税を上乗せされることはありません。

医療、学校教育、埋葬料、切手販売、助産、介護保険サービスや福祉事業などの事業は、国が消費税を非課税にすると決めているからです。
でも、医療機関は、医療機器や医薬品、診療に使う道具、院内の物品などを購入する際、普通に5%の消費税を支払っています。

消費税制で診療報酬に対する配慮があったかは不明です。
政府の言い分としては「消費税は診療報酬に含まれている」ということでしょうが、曖昧なまま流されているような感もあります。

ただ、患者さんの立場で診療費を支払う際に消費税が上乗せされるのも違和感を感じるでしょう。

消費増税案に特に反対しているわけではありませんが、患者さんに負担がかからない方法で医療機関に対しての配慮などはないのでしょうか?

当院のような小さい規模なら負担はまだ小さいかもしれませんが、病院などの大規模施設になると負担額は莫大です。

良い医療を提供しようとするとそれ相応の投資が医療機関にも必要です。
医療機関に求められる物が大きくなる一方で、診療報酬は制限傾向が強まっている現状。

今後、消費税率が上がっていくと問題が大きくなる気がします。

難しい問題です^^