2015年4月13日月曜日

新書籍



開業医として診療をする立場になると保存的治療(手術をしない治療)の限界・効果などをより繊細に考えるようになった気がします。



今回、私が尊敬する奈良医大整形外科名誉教授であります高倉義典先生がまさにその保存的治療のひとつである運動療法に関する新書籍を編著されました。



ありそうでなかった切り口の書籍です



足の外科の第一人者であります高倉先生が運動療法の必要性、有用性、さらには手技的なことまで言及しております。

運動療法だけで全てが完結するということではなく、手術の前後に行うことでより良い結果を出す場合や保存的治療の一手段として効果を発揮することもあります。



私も現在、理学療法士(PT)による運動療法にも力を入れて診療しておりますが、若輩ながら運動療法の有用性を再確認し、現場で実感しております。


当然、手術が最善の選択肢である状態も多々存在します。





同じ傷病であっても患者さん毎に治療方針は異なります。

傷病の度合い、患者さんの希望・社会的背景なども考慮し治療方針を決定する必要があり、それを円滑に的確に行うのが我々の仕事であると考えております。