2012年3月6日火曜日

ひとりごと…

日本の医療機関ではほとんどの方が保険診療を受けますが、それを支えているのが診療報酬制度です。平成24年度の診療報酬改定案が明らかになりましたが、これには今後の日本の医療がどうあるべきかという国家の思想、理念が反映される必要があります。

今回の改定案の概要を見ていて、私がこれはなんだ?と思った項目があります。

「薬局での後発医薬品の調剤を行いやすくするため、医師が後発品がある医薬品について、一般名処方を行った場合の評価を新設する。」

私は全ての後発品が先発品に劣っているとは思っていません。しかし、全く同等の品質であるという科学的根拠がないのも事実でしょう。後発品が多く処方されるほうが当然全体の医療費は抑えられるのも事実ですが、今回の改定で後発品ばかりが優遇されて多量に処方されるのもいかがなものかとも考えてしまいます。

国家の医療費に限度があることは当然理解していますが、医療費削減が先行した制度改革にもやや違和感を感じてしまいます^^

難しい問題です^^